桜花賞の馬券内に現れる傾向【まとめ】

競馬

 

9日に阪神競馬場で行われる牝馬三冠路線の第83回・桜花賞(GI、阪神芝1600m)の過去データを紹介します。

運営者も含む、競馬ファンが気になるのは予想のヒントになる過去の傾向です。

ここではいろんな方面から過去のデータをまとめて分析していきます。

現行コースになったのは2007年 ダイワスカーレットが勝利した第67回ですので、16回分を基準として検証していきます。

①過去の傾向

1-1 前走

この間、チューリップ賞組が9頭勝利していますが、チューリップ賞の順位にかかわらず、1・2番人気だった馬が【7.7.2.11】と複勝率59% 安定しています。

1-2 人気

2008年(12、15、5人気)、2015年(5,7,8人気)と1~3番人気が全部馬券外と荒れることもありますが、現行コースでは1~3番人気は【11.12.4.21】複勝率56%と、基本的に人気と実力は相関関係にありそうです。

なかでも好調なのがアーモンドアイ、ソダシが勝利した2番人気。昨年のサークルオブライフは4着だったものの、3着まで首差でした。

1-3 脚質

脚質で考えると、現行コースでの馬券内48頭のうち32頭が最終コーナーを6番手以下で通過しています。差しで走った馬がずば抜けて多いことも無視できませんが、直線が長い阪神外回りですから、後方から上りを使える馬に分があるレースと言えそうです。

上がり3Fが3位以内の馬は【11.9.6.30】の複勝率46%、

しかしながら、勝率・連対率・複勝率のトップは先行。先行気味から上り3Fを絞り出せる馬が強いのは当然なんですが、そういう馬はなかなか現れません。

1-4 枠順

枠順については、スタートからコーナーまでの距離があることから、あまり影響はなさそうです。

しかしながら無視できないデータが1枠の連対率の低さ。あのラッキーライラックですら2着でした。昨年はナムラクレア1枠1番から粘り込みましたが、これはこの馬の勝負根性だったのかなと思います。

ただここ2年、京都競馬場が改修工事していたため、長期開催となっていた阪神は内が固めになっているようです。昨年のウォーターナビレラも内で粘り込んだため、その影響はあるのかなと思います。今回もBコース初週ですので、内が有利になる可能性が高いのかなと思います。

前日に行われた阪神牝馬Sも前に行った馬、内枠の馬で1~4着ですので、内有利傾向は強そうです。

1-5 血統

ディープインパクト系産駒は、ここ5年では不振傾向。勝ち馬はグランアレグリアのみ。

ほかの勝馬を出している種牡馬はエピファネイア、クロフネ、ロードカナロア、デュラメンテですが、勝馬以外は全て馬券外です。

複数馬券内に入ったのはダイワメジャー産駒。持続力とゴール前の坂を上るパワーが必要となるため、ノーザンテーストが入っている馬が合う傾向にある様子。

1-6 キャリア

この16年では 2戦が1勝、3戦が4勝、4勝が6勝、5勝が3勝、6戦が2勝 となっています。

また、勝馬は2008年のレジネッタ以外、チューリップ賞以外での掲示板外はありませんでした。

1-7 前走馬体重

この16年では 最軽量が 2008年レジネッタの436キロ、最重量は2016年ジュエラーの498キロ。

馬券内においては410キロ以下の極端に軽い馬はいませんでした。

近年は特にその傾向が顕著になり、この10年では勝馬は全頭前走460キロ以上でした。

ちなみに前走よりも-体重が7勝と好調で、+体重勝利馬は9年前のハープスターから現れていません。

②今年の出走馬

弾丸の末脚を持つ昨年の阪神ジュベナイルF女王のリバティアイランドが筆頭です。

武豊騎手・武幸四郎調教師のコンビで挑む ディープインパクトのラストクロップ ライトクオンタム、

競馬狂 空気階段 鈴木もぐらさんが本命発表したクイーンCの勝馬 ハーパーがそろいました。

2歳女王をアルテミスステークスで下したラヴェルは昨年の1番人気で10着だった半姉ナミュールの悲願を背負います。

ここに加えて阪神ジュベナイルFを新馬戦勝利のみで参戦し、2着となったシンリョクカ、

ここまで5戦してすべて人気以上の着順を見せている同3着のドゥアイズなどが出走登録しています。

③良い傾向に当てはまる今年の出走馬

前項の子番号にて、よい傾向に当てはまった馬を挙げてていきます。

1-1 前走→チューリップ賞

6モズメイメイ、7キタウィング、9コナコースト、13ドゥーラ、14ペリファーニア

1-2 人気→1~3番人気 2ライトクオンタム、3リバティアイランド、5ハーパー
1-3 脚質→先行 2ライトクオンタム、4ドゥアイズ、5ハーパー、9コナコースト、

12シングザットソング、14ペリファーニア、18トーセンローリエ

中団差し3リバティアイランド、11シンリョクカ

1-4 枠順→1~10番

1-5 血統→3リバティアイランド、4デュアイズ、12シングザットソング、13ドゥーラ

1-6 キャリア→3戦 3リバティアイランド、5ハーパー、9コナコースト、17ラヴェル

4戦 6モズメイメイ、12シングザットソング

1-7 前走馬体重→当日にならないと不明

 

まとめ

傾向で見ていくと、3リバティアイランドがよさそうに見えます。

純粋にずぬけて人気ですから、あまり参考にならないかもしれませんが、

そもそも上り3Fの足に関しては31.4と破格です。

ほかに上りを使えそうなのは9コナコースト、11シンリョクカ、12シングザットソング、14ペリファーニア、17ラヴェルあたりでしょうか。

この中で前目にいそうなのは9コナコースト、14ペリファーニアあたりでしょう。

土曜から晴れていることから、当日の馬場は良馬場で実施できそうです。

開催を楽しみに待ちましょう。

【追記】

今回の買い目は以下の通りとしましたので、掲載いたします。

【追記2】

結果は3リバティアイランド 9コナコースト 14ペリファーニア でした。

3リバティアイランドは4角を最後尾ながら、14年ハープスターのような脚を使って全馬をごぼう抜き。伝説となるレースでした。

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