皐月賞の過去10年の傾向は?中山は前に行く馬が有利?

競馬
Blooming cherry tree with horses

桜花賞が終わり、16日には皐月賞(中山芝2000m)が行われます。路盤改修があった過去10年の傾向を見ていきます。

傾向として前走、人気、脚質、枠順、血統、キャリア、前走馬体重の観点から検証していきます。

目次

①過去の傾向

1-1 前走

1-2 人気

1-3 脚質

1-4 枠順

1-5 血統

1-6 キャリア

1-7 前走馬体重

②今年の出走馬

③良い傾向に当てはまる今年の出走馬

①過去の傾向

1-1 前走

中山で行われる前哨戦として弥生賞(3月上旬 芝2000m)、スプリングS(3月下旬 芝1800m)がありますが、これらと同等に関連しているのが東京芝1800mの共同通信杯です。

共同通信杯組が5勝、複勝率47%と圧倒的です。

弥生賞、スプリングSはそれぞれ39頭出走し2勝/0勝、複勝率は15%/18%でした。なぜか東京の共同通信杯が好調です。

前走順位は複勝圏内においても1着が多く、前走からの逆転はほとんど見られませんでした。

1-2 人気

1~3番人気においてはそれぞれ複勝60、40、50%となっています。ここで5番人気が昨年のジオグリフ以外複勝がありません。なんと複勝率5%です。逆に8番人気は複勝率35%あります。

勝馬が一番多いのはやはり1番人気(ネオユニヴァース、ディープインパクト、ヴィクトワールピサ、ロゴタイプ、サートゥルナーリア、コントレイル)。ただ次点がまさかの7番人気(ヴィクトリー、キャプテントゥーレ、エポカドーロ)です。最低人気は10番人気のダイワメジャー。

天気が悪いことが少ないので、1番人気が順当なのはわかりますが、上位人気が案外振るわないことがわかります。

1-3 脚質

まずタイムから見ていくと、おおよそ1:58~2:00ですので、基本的にはハイペースに近いといえます。現に単騎で逃げ粘った馬は14年3着のウインフルブルームくらいしかいません。

4角での検証ですが、勝馬で一番後ろにいたディーマジェスティが10番手ですので、基本的には前目の馬を狙うほうがよさそうです。

ただ上り3Fが1~4位が多いので、足を残す必要もあり、結果スタミナが必要になるのかな というところです。

1-4 枠順・馬番

馬番については、7番と昨年の勝馬ジオグリフの14番が複勝率35%です。基本的に枠による影響はあまりなさそうです。ただ毎年のことですが、2月末の中山記念から使い詰めですので、そろそろ内が傷み始めている可能性はあります。

1-5 血統

圧倒的な出走率を誇るディープ系は相対的に率が下がりがちですが、複勝率は20%あります。しかしながら近年は成績が下降気味です。

今年で言えばシルバーステート、ダノンバラードがディープ系です。

加えて18頭でて勝馬がいないハーツクライ系です。

今年の出走馬関係でいい傾向があるのは2勝のキングマンボ系です。

中山は最後に急坂があり、距離以上のパワー・スタミナが必要になります。

1-6 キャリア

競馬をおしえることを踏まえてか、キャリア3戦~5戦が好調で9勝、複勝率が24%です。6戦以上だと複勝率が5%以下になってしまいます。

1-7 前走馬体重

 

前走460~519kgから全10勝を挙げています。複勝率では20%となります。

②今年の出走馬

今年は重賞2勝馬がおらず、朝日杯・ホープフルS勝者もいないため例年以上に混戦模様です。

スプリングS勝者べラジオオペラ、弥生賞勝者タスティエーラ、共同通信杯勝者ファントムシーフ、京成杯ソールオリエンス、きさらぎ賞勝者フリームファクシといますが、抜けた馬がいません。

共同通信杯でファントムシーフはタスティエーラに先着していますので、現時点で有力といえるのかなと思います。

③良い傾向に当てはまる今年の出走馬

1-1 前走

共同通信杯組のファントムシーフ、タッチウッドあたりが◎

1-2 人気

人気になりそうなのは1ソールオリエンス、7ファントムシーフ、15べラジオオペラだと思います。

1-3 脚質

後ろすぎると、昨年のドウデュースみたいに届かない可能性が高いです。ある程度前目で競馬できそうなのは、

4ショウナンバシット、5フリームファクシ、7ファントムシーフ、8トップナイフ、9ホウオウビスケッツ、14タスティエーラ、15べラジオオペラ、16タッチウッドでしょうか。

上りを使えそうなのは

1ソールオリエンス、4ショウナンバシット、5フリームファクシ、6ウインオーディン、11シャザーン、12ダノンタッチダウン、15べラジオオペラ、18マイネルラウレアです。

1-4 枠順

傾向としては、偏りはなさそうです。

1-5 血統

キングマンボ系が7頭ととても多いです。(ロードカナロア3頭、ミッキーロケット、ラブリーデイ、ルーラーシップ、ドゥラメンテ各1頭)、

ロードカナロア産駒の15べラジオオペラ、ドゥラメンテ産駒の16タッチウッドあたりは力もあります。

1-6 キャリア

3~5戦は多数いるので、以下に2、6戦以上を列挙します。

2戦:1ソールオリエンス、16タッチウッド、18マイネルラウレア

6戦以上:8、トップナイフ、13グラニッド

1-7 前走馬体重

460~519キロは多数いるので、該当しない馬を以下に挙げます。

2ワンダイレクト(444)、13グラニット(456)、

16タッチウッド(528)

まとめ

共同通信杯組が好調、人気馬が複勝率高め、前目にいる馬か上りが使える馬がよさそうです。

また経験が浅い馬たちなので、多頭数経験があるほうが好ましいです。

これらを踏まえると

7ファントムシーフ、16タッチウッドになります。

しかし15べラジオオペラが勝ったスプリングSは1000m59.4とハイペースだったので、例年の皐月賞ペースに近いです。スプリングS組の9ホウオウビスケッツも侮れないでしょう。

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