東京メトロ24時間券がよりお得に!使用時の注意点は?

お得なもの
Ginza Line and Hanzomon Line in Tokyo Metro. Toei Subway and Tokyo Metro have 285 stations and have 8.7 million daily users.

2023年3月18日(土)より、東京メトロの運賃が、以下のように値上げされました。

バリアフリー料金制度を利用した値上げですが、全駅バリアフリーとなったあとも料金が下がることは無いと思われます。

しかしながら値上がりしていないものもありまして、それが「東京メトロ24時間券」です。

今回は変更がなく、メトロの料金が上がった今、むしろお得度が増した「東京メトロ24時間券」について、紹介していきます。

目次

①東京メトロ24時間券の料金、通常料金との比較

②東京メトロ24時間券の使用可能範囲

③東京メトロ24時間券のメリット・デメリット

①東京メトロ24時間券の料金、通常料金との比較

東京メトロ24時間券の料金は大人600円、小児300円です。

東京メトロの自動改札に通す際に使用期限(翌日の同時刻)が印字され、その時刻までであれば、無制限に改札内へ入ることができます。改札内で24時間を経過してしまった場合も、自動改札に止められることなく、改札外へ出ることができます。

従来から存在していましたが、今回各距離の料金が値上げしたことで、よりお得感が増しました。

東京メトロの料金は他社同様、距離によって段階的に値段が上昇していきます。下はICでの料金です。

~7Km 7~11km 11~20km 20~28km 28km~
値上げ前 168円 199円 242円 283円 314円
値上げ後 178円 209円 252円 293円 324円

ここで注視したいのが、7~11km区間の料金です。209円になったために、自宅→地点A→地点B→自宅 この区間が全て7~11Kmであっても24時間券で元が取れることになりました。

例えば中野、西船橋、赤羽岩淵等の各線末端からなら東京メトロでどこかに乗り換えて、出発地に戻るだけで確実に元が取れます。

②東京メトロ24時間券の使用可能範囲

もちろん以下の東京メトロ路線です。直通路線も書いておきます。

・東西線(中野~西船橋)

直通路線:総武線(中野~三鷹)、東葉高速鉄道(西船橋~東葉勝田台)

・日比谷線(北千住~中目黒)

直通路線:東武伊勢崎線(北千住~東武動物公園)、東武日光線(東武動物公園~南栗橋)

・半蔵門線(渋谷~押上)

直通路線:東武伊勢崎線(押上~北千住~東武動物公園)、東武日光線(東武動物公園~南栗橋)、東急田園都市線(渋谷~中央林間)

・丸の内線(池袋~中野坂上~荻窪)、(中野坂上~方南町)

直通運転:なし

・千代田線(代々木上原~北綾瀬)

直通路線:JR常磐線(北千住・綾瀬~取手)、小田急小田原線(代々木上原~伊勢原:準急、小田原:特急)、箱根登山鉄道(特急:小田原~箱根湯本)

・銀座線(浅草~渋谷)

直通運転:なし

・有楽町線(新木場~小竹向原~和光市)

直通運転:西武有楽町線(小竹向原~桜台)、西武池袋線(桜台~小手指)、東部東上線(和光市~森林公園)

・副都心線(渋谷~和光市)

直通運転:西武有楽町線(小竹向原~桜台)、西武池袋線(桜台~小手指)、東部東上線(和光市~森林公園)

東急東横線(渋谷~横浜)、みなとみらい線(横浜~元町中華街)東急・相鉄新横浜線(日吉~新横浜~西谷)、相鉄本線(西谷~二俣川~海老名)、相鉄いずみ野線(二俣川~湘南台)

・南北線(赤羽岩淵~目黒)

直通路線:埼玉高速鉄道(赤羽岩淵~浦和美園)、

東急目黒線(目黒~日吉)、東急・相鉄新横浜線(日吉~新横浜~西谷)、相鉄本線(西谷~二俣川)、相鉄いずみ野線(二俣川~湘南台)

また、中目黒駅における日比谷線と東急東横線、渋谷駅における東急東横線・田園都市線と半蔵門線・副都心線の改札は共通ですので、中目黒~渋谷間はメトロからメトロへ通り抜ける場合に限り24時間券を使用できます。

逆に言えば、メトロ乗り入れがない代官山で降りてしまうと24時間券は使用できません。

③東京メトロ24時間券の注意点

Ⅰ.切符を通せる自動改札を使用する必要があります。

24時間券は切符ですので、混雑しているときに遠目で見分けるのはかなり難しいですが、大体窓口前の改札は切符を使用できますので、わからなければ窓口前を目指しましょう。

Ⅱ.他社線との直通乗り継ぎが発生する場合、窓口で下車手続きをしなければなりません。

東京メトロ内で用事が完結するのであれば、この切符がとてもお得ですが、この際、ICカードから引かれる金額は切符で買った際の金額であることが多いです。

Ⅲ.乗り継ぎ割が適用できません。

東京メトロと都営地下鉄は別会社ですので、乗り継いだ場合は初乗り扱いとなっていましたが、通しの運賃(東京メトロと都営地下鉄のそれぞれの運賃を合算してから70円を差し引き)で計算するようになりました。(乗り換え時間が60分以内の場合)

乗り継ぎ割については、出発駅ー到着駅は最短経路で計算されるため、改札外乗換駅で乗り換えさえすれば、どの駅で乗り継いでも関係ありません。

まとめ

東京メトロの運賃が値上げされましたが、値上がりしていないものもあり、それが料金は大人600円、小児300円据え置きの「東京メトロ24時間券」です。

料金改定により、乗車距離7~11Kmを3回乗り降りすると、24時間券で元が取れるようになりました。

使用可能範囲は東京メトロ路線です。直通路線に入ると改札外に出る際に、窓口で範囲外料金を支払う必要があります。ただし東急東横線中目黒~渋谷間は中目黒で降車して、メトロからメトロへ通り抜ける場合に限り24時間券を使用できます。

注意点としては切符を通せる自動改札を使用する必要があり、他社線との直通乗り継ぎが発生する場合、窓口で下車手続きをしなければならず、乗り継ぎ割が適用できないことです。

メトロの範囲内だけでの使用であれば、翌日の同時刻まで使用できるこの切符は非常に使いやすいものです。ご予定に合わせて使用してみてはいかがでしょうか。

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